中国に転勤が決まったら、中国というお国柄から考えても本当に安全なのか、危険じゃないのか、と不安に思う人もいるかもしれませんね。
どこの国であったとしても海外で暮らす上では注意が必要です。
ここでは、中国に転勤が決まった場合、安全に暮らすためのポイントについてお話しします。
パスポートを常に持ち歩く
パスポートを常に持ち歩く、外出の際はパスポートを携帯する、という事は法律で義務付けられています。
中学生や高校生の時に海外研修などでホームステイを経験した人は、「なくしたら困る」などという理由でパスポートをスーツケースの中にしまっていた、という経験がある人もいるかもしれません。
そのため、海外ではパスポートのコピーさえ持ち歩けば良い、パスポート本体はスーツケースの中にしまっておこう、などと考える人もいるかもしれません。
しかし、パスポートにはビザがあります。
中国では不法労働者を取り締まるために頻繁に身分証明証のチェックなども行われますから、パスポートを必ず持ち歩くようにしましょう。
揉め事に近づかない
日本では、例えばお店の店員がお客に向かって怒鳴るなんて考えられませんが、中国ではそういう光景を見かけることも決して少なくはありません。
店員とお客が取っ組み合いの喧嘩をすることもあります。
そのため、たとえ自分がお客の立場であったとしても、相手は下手には出てきませんから注意が必要です。
また、中国のタクシーは比較的信用できますが、やはり運転手と揉めることもありますし、相手が良さそうな人であったとしても、決して100パーセント心を許してはいけません。
中国は治安が良くないですから、日本と同じ感覚で人と接したり、夜に出歩いたり、という事は避けなければいけないのです。
また、中国は誰かが揉めていると、野次馬が集まる傾向があります。
仮にそのような光景を見ても、近づかないことも大切です。
健康管理には注意
中国で安全に暮らすためには健康管理も大切です。
何か病気になったとしても、日本のように救急車がすぐに来るわけでもありませんし、仮に病院に行ったとしてもすぐに手当てを受けることができるとは限りません。
食べ物を食べるときには必ず火が通っているかどうか確認し、ペットボトルの水を飲むときには蓋がしっかり閉まっている、そのペットボトルが確かに新しい、ということを確認しましょう。
大都市の北京や上海ではあまりありませんが、田舎に行くと空のペットボトルに水道水を詰めて売っているということも決して珍しくは無いのです。
中国のスーパーに売られている食品には賞味期限や消費期限が書かれていませんから、自己責任で食べる必要があります。
まとめ
いかがでしょうか。
中国に転勤が決まったら、中国は安全かなどと不安があるかもしれません。
もちろんどの国にいても危険はあります。
だからこそ、注意が必要なのです。