今は誰もがスマホや携帯を持つ時代になりましたよね。
中国に転勤が決まったら、中国でもスマホや携帯が使えるかどうか気になる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、スマホや携帯の実情についてお話しします。
中国のインターネット規制
中国に転勤が決まり、いざ現地での生活のことを考えたら、インターネット規制が気になる人も多いのではないでしょうか。
中国のインターネット規制が厳しく、例えばYouTubeやFacebook、Twitterを閲覧することができません。
また、それ以外にも閲覧できないサイトが多く、中国のインターネット状況では日本と同じような情報を得ることができないのです。
中国は国民の98パーセントがスマホを持つという国ですから、あちこちでWi-Fiが使えます。
しかし、Wi-Fiを使うためには携帯電話の番号を送り、SMSでパスワードを送ってもらい、そのパスワードを入力して使えるというシステムが多いため、現地のSIMカードがあった方が便利です。
なお、現地のSIMカードはパスポートさえあれば誰でも簡単に購入できますし、実はSIMカード無料です。
中国の携帯は前払い形式のため、SIMカードに必要な料金をチャージすることにより、手に入れることができるのです。
そのため、中国に転勤したら早くSIMカードを手に入れるようにしましょう。
VPNを利用する
中国のインターネット規制をかいくぐるためにはVPNが必要です。
このVPNというのは、スマホや携帯に別のIPアドレスでインターネットをつなぎ、中国国内でインターネットを使っていながら、まるで海外のインターネットを使っているかのように見せかけるプロキシーのことです。
無料のものもありますが、無料のものは中国政府が簡単に規制をかけることができ、頻繁に接続できなくなります。
そのため、オンラインで国際的なものを購入した方が良いでしょう。
なお、北京で首脳会談が開かれている時や全国人民代表大会が開かれている時などは、そもそもインターネットの規制が厳しくなるため、VPNを使うとネット回線がさらに遅くなります。
しかし、転勤先の職場などのパソコンには、おそらくVPNがインストールされているはずです。
VPNによる弊害
VPNを利用してインターネットに接続すると、確かにYouTubeやFacebookなどを利用することができます。
しかし、これを使うとスマホや携帯、そしてパソコンは海外で使われているということになります。
例えば日本や香港はVPNでよく経由地として使われますが、日本を経由地としてパソコンをつないだ場合、そのパソコンは日本のインターネットを利用していると認識します。
そのため、ログインのたびにIPアドレスを認識するフリーアドレスなどを使っていると、あちこちの国でログインされている、ハッキングされたのではないか、などと認識されてしまい、ブロックされてしまうこともあります。
そのため、できれば中国では有料のEメールアドレスを利用した方が良いでしょう。
また、万が一ブロックされてもすぐに回復できるよう、秘密の質問等はしっかりと覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
中国ではスマホが一般的ですが、インターネットの規制はまだまだ厳しいものがあります。
2018年2月より中国政府はVPNを禁止しようとする政策を打ち出していますから、インターネットはこれからどんどん厳しくなっていくかもしれません。