中国と言えば、大都市である北京と上海を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
どちらも中国本土では大きな都市ですよね。
日本と同様で、中国では、都会と田舎の生活費は大きく異なります。
年収400万程度を稼ぐ人が多い地域もあれば、年収10万円がやっとという人もいます。
それならば、北京と上海の生活費は一体どちらが高いのでしょうか。
上海の方が高い
統計を見ると、全体的に上海の方が生活費が高いです。
もちろん年によっては北京の方が高いという統計が出る場合もありますが、全体的には上海の生活費の方が高いと言えるでしょう。
北京は首都ですから、一般的には北京の生活費が1番高いのではないかと思われがちです。
日本ならば東京の生活費が1番高いと思われるのと同じですね。
しかし、実は首都である北京よりも上海の方が家賃も高く、物価も高いという傾向があります。
これ以外の都市はどこもあまり変わりませんが、規模の大きな都市ほど生活費が高い傾向にあります。
上海の方がインターナショナル
なぜ上海の生活費の方が高いかというと、上海の方が北京よりも国際的であるからと言えるでしょう。
首都である北京の方が国際的なのではないかと思われがちですが、実はそんなことはありません。
首都の北京はまだまだ保守的な部分が多く、外国からの勢いを入れたがらない傾向にあります。
それに対して上海は外国人も多く、革新的な傾向があるのです。
そのため、北京よりも上海の方が英語が通じると言われますし、外国人も多く、外資系の企業なども多く存在するのです。
だからこそ上海の方が物価が高く、生活費が高いと言われるのです。
北京は格差がある
北京は中国の首都なのにもかかわらず、なぜ上海よりも生活費が安いのかという理由の1つに、北京は生活格差がありすぎるということが挙げられます。
確かに北京の中心地は大使館が連なる地域であり、アパートの家賃が毎月30万円になるようなところも少なくありません。
しかし、その一方で田舎から出稼ぎに来ている人も多く、上から下までの格差が広い地域と言えるのです。
北京の中心地でゴミ箱を漁り、ペットボトルや空き缶などを集めていく高齢者や物乞いをしている人たちは珍しくありません。
格差がありすぎるが故に、生活費もそこまで上がりきらないという傾向があります。
まとめ
いかがでしょうか。
北京と上海の生活費を比べると、全体的には上海の方が高いと言われるのです。
もちろん北京の方が物価が高い場所もありますから、あくまでもその年と場所にもよります。